2024年に創立から50周年を迎えた当社は、杭の揚重というニッチな領域に特化して歩んでまいりました。
地球に重力がある限り、「人には持ち上げられない杭のような重いものをクレーンで持ち上げて下ろす」という作業のニーズはあり続けると考えています。
地震が多い日本で、建物が倒壊せずに安全に建ち続けるためには、地中深くに杭を埋めることが欠かせません。
当社が揚重した杭が土台を支え、その上にショッピングセンターや集合住宅が建ち、人々の生活を形作っていく。
これは事業を行う上でも、従業員が働く上でも、大きなやりがいとなっています。

当社は主に建造物の建て替えや新築の現場でご支援をさせていただいており、バブル期の建築物を中心に建て替えの現場は増加傾向です。
ゼネコン様やコンクリート商社様を中心に幅広いご依頼に応え続けるため、意欲のある若手や異業種からのキャリアチェンジ人材を積極的に受け入れ、育成していくことを一貫して行っています。
人材育成においては、「当たり前のことを当たり前にやる」ことを基本にしており、道具の手入れ、機械の清掃、現場でご一緒する皆様との対話などの基本を徹底しています。
これらの当たり前を徹底した結果、創業以来人身事故ゼロを実現しており、安全作業に関する高い評価をいただいております。

今後も建築業界の皆様にとって安心して現場に呼んでいただけるパートナーであり続けるために、基本の徹底とともに技術の向上にもより力を入れていく所存です。
また、若い人が憧れる仕事をやり続けたいという想いもあります。
「大きい機械に乗り込んで、大きいものを運んで、大きい建物を作る一端を担う」というこの仕事のダイナミックさは時代を超える普遍的な魅力であり、業界内外の幅広い人材に対して伝え続けていきたいです。